著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

薑桂之性【きょうけいのせい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
薑桂之性

【読み方】
きょうけいのせい

【意味】
年老いてますます剛直なことのたとえ。また、特有の性質は簡単には変わらないたとえ。

【語源・由来】
「薑」はしょうが。「桂」は肉桂(にっき)。ともに古くなってもその辛さを失わず、辛さを増すことからいう。

【典拠・出典】
宋史』「晏敦復伝」

薑桂之性(きょうけいのせい)の使い方

健太
僕のおじいちゃんは、がんこで、電車で席を譲られても、儂はそんな歳ではないって言って断るんだ。
ともこ
あはは。昔からがんこだったけど薑桂之性ね。ますます磨きがかかってきたわね。
健太
本当だよ。席を譲ろうとしてくれた人に申し訳ないよ。
ともこ
まあ。頭も足腰もしっかりしていて元気なんだからいいじゃないの。

薑桂之性(きょうけいのせい)の例文

  1. 父は歳を取って、丸くなるどころか薑桂之性、さらに頑なになりました。
  2. 70歳の時に同窓会で、薑桂之性というけれども、君はますます頑固になっていくなと友人に言われました。
  3. 薑桂之性というが、叔母の話では、父は昔からこんな性格だったらしい。
  4. 薑桂之性というけれど、父は歳を経るほどに頑固になるが、私もこうなるのだろうか。
  5. 薑桂之性というか、三つ子の魂百までというか、人の性質というものは簡単には変わらない。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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