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雲煙過眼【うんえんかがん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・対義語・英語訳)

雲煙過眼

雲煙過眼の意味(語源由来・出典・類義語・対義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
雲煙過眼

雲烟過眼とも書く

【読み方】
うんえんかがん

【意味】
雲煙が目前を過ぎるのに心を動かさないように、物事に深く執着しないこと。

四字熟語の博士
「雲煙過眼」という四字熟語は、雲や煙が目の前を通り過ぎるように、物事を深く追求せず、執着しないことを表しているんだよ。
助手ねこ
なるほどな。それは「何かにこだわらず、サラッと過ごす」ってことやな。
雲や煙が目の前を通り過ぎていくように、何かが起こっても深く追求せず、流してしまう感じやな。
これは、「物事にこだわらず、あっさりと過ごすこと」を教えてくれる言葉やで。

【語源・由来】
「雲煙」は、雲や煙など消えやすいもの。「過眼」は目の前を過ぎること。

【典拠・出典】
蘇軾「王君宝絵堂記」

【類義語】
行雲流水(こううんりゅうすい)
無欲恬淡(むよくてんたん)
烟雲過眼(えんうんかがん)
虚静恬淡(きょせいてんたん)

【対義語】
意馬心猿(いばしんえん)

【英語訳】
pay no attention to things
be indifferent to things

例文
She pays no attention to the boys. That’s so cool!
彼女の男の子たちに対する雲煙過眼の態度は、すごく格好いい。

雲煙過眼(うんえんかがん)の解説

カンタン!解説
解説

「雲煙過眼」っていうのは、物事を長く心に留めない、つまりすぐに忘れちゃうことを表す四字熟語なんだよ。また、物事に執着しない、あまり深く考えないことも示しているんだ。

「雲煙」っていうのは、雲や煙を指していて、これらは消えやすいものでしょ? それをイメージしてるんだ。「過眼」ってのは、目の前を過ぎていくことを意味してるよ。

つまり、「雲煙過眼」ってのは、雲や煙がすぐに消えてしまうように、物事もすぐに忘れてしまう、あるいはあまり深く考えないことを指すんだ。

例えば、「彼は雲煙過眼の態度を持っている」って言うと、彼は物事に深くとらわれず、すぐに忘れてしまう、またはあまり深く考えない態度を持っているという意味になるんだよ。

ちなみに、この言葉の出どころは、蘇軾っていう人が書いた「宝絵堂記」っていう文献から来ているんだよ。

雲煙過眼(うんえんかがん)の使い方

ともこ
ちょっとー、ボケッと突っ立って何やってんの!それくらいのボール取りなさいよ!
健太
え?あ…いや、少しの間心を空にして雲煙過眼の境地でおりました。
ともこ
何を寝ぼけたこと言ってんのかな、もうゲームは始まってんだからねっ!
健太
ごめん、ごめん。

雲煙過眼(うんえんかがん)の例文

例文
  1. 人はあれこれと煩悩に支配されているものだ。年の暮れには除夜の鐘をついて煩悩を払うなどという習わしもあるくらい、なかなか煩悩をなくすことはできない。坐禅を組む僧侶でさえ雲煙過眼となるには長い修行が必要だ。
  2. 彼女は、いつも一人で静かにそこにいる。見目麗しい容姿なのだが、なんとなく近寄りがたい雰囲気を醸し出している。一度尋ねたことがある、一人で寂しくはないのかと。自分は何物にもこだわりがないから、特に気にはならないのだと彼女は言った。あの独特の雰囲気は、雲煙過眼のなせるわざなのか。
  3. 思えば私の人生もあとわずか。そろそろ終わりを考える時期になってきましたが、まだまだ雲煙過眼とは言い難い日々を送っておりますよ。

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