著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

嚮壁虚造【きょうへききょぞう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
嚮壁虚造

【読み方】
きょうへききょぞう

【意味】
根拠もないのに、むやみにありもしない物、または情況を作り出すこと。

【語源・由来】
中国の観の時代、孔子が以前に住んでいた壁からでた古文の経書について、当時の人々が偽物だと評した言葉から。

【典拠・出典】
説文解字

嚮壁虚造(きょうへききょぞう)の使い方

健太
嚮壁虚造といえば、STAP細胞を思い出すね。
ともこ
ああ。STAP細胞はありますって話題になったやつね。
健太
あれは結局あったのか、なかったのか・・・?
ともこ
素人の私にはわからないわ。

嚮壁虚造(きょうへききょぞう)の例文

  1. 県警が、検挙件数を上げるために、駐車違反を嚮壁虚造していることが判明しました。
  2. ネッシーは、観光客を呼ぶために嚮壁虚造されたものでした。
  3. 検査をしていないにも関わらず、数値を嚮壁虚造して出荷していた企業が告発されていました。
  4. ある新聞社の記者は、スクープを嚮壁虚造するために、サンゴに文字を刻み批判を浴びました。
  5. 論文の嚮壁虚造が明らかになって、教授は大学を去りました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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