【四字熟語】
跼天蹐地
「局天蹐地」とも書く。
【読み方】
きょくてんせきち
【意味】
恐れおののいてびくびくすること。ひどく恐れて身の置き所のないこと。また、世間をはばかって暮らすこと。天は高いのに身をかがめ、大地は厚いのに抜き足差し足でそっと歩く意から。
【語源・由来】
「跼」は身をかがめて、せぐくまること。「蹐」は抜き足差し足で歩くこと。
【典拠・出典】
『詩経』「小雅・正月」
跼天蹐地(きょくてんせきち)の使い方
お兄ちゃんが、昨日学校から帰ってから、跼天蹐地しているんだよね。
どうしたのかしら?学校でお化けでも見たのかしら?
あっ。そうかもしれない。お化けがー。来るなーってうなされていたんだ。
それは確かめてみるのも怖いわね。
跼天蹐地(きょくてんせきち)の例文
- のび太くんは、外出する時は、ジャイアンに会わないか、跼天蹐地しています。
- 健太くんは、自分が町中の悪いうわさの的になっているのを知っているので、跼天蹐地していました。
- 健太くんの態度はいつも跼天蹐地で、僕なんてが口癖です。
- 彼はいつも跼天蹐地だけれども、借金取りにでも追われているのかな。
- 横領したことが社長にばれないか、跼天蹐地の思いです。