【四字熟語】
堅白同異
【読み方】
けんぱくどうい
【意味】
まったく矛盾することを無理やりこじつけることのたとえ。詭弁を弄することのたとえ。
【語源・由来】
中国戦国時代、趙の公孫竜は「堅くて白い石は、目で見ると白いことはわかるが、堅さはわからない。手でさわると堅いことはわかるが、色はわからない。だから堅い石と白い石とは異なるもので、同一のものではない」という論法で詭弁を弄した。
【典拠・出典】
『公孫竜子』「堅白論」
【類義語】
・堅石白馬(けんせきはくば)
・堅白異同(けんぱくいどう)
・白馬非馬(はくばひば)
堅白同異(けんぱくどうい)の使い方
健太くん。ダイエット中じゃなかったの?寝て起きて食べての繰り返しじゃないの。
人は眠る時にもエネルギーを消費するもの、僕は人、だから食べても寝ている間に消費するから大丈夫。
三段論法?そんなの堅白同異だわ。外に出てひとっ走りしてきなさい!
はーい。
堅白同異(けんぱくどうい)の例文
- 健太くんは、都合が悪くなると堅白同異の弁で切り抜けようとする。
- 健太くんが言っていることは堅白同異の弁にすぎない。
- 売却することが会社のためだなんて、堅白同異の弁です。
- 堅白同異の弁を弄して無罪になったそうです。
- 反対派が言っていることは堅白同異の弁ばかりだ。