著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

剣抜弩張【けんばつどちょう】の意味と使い方や例文(出典・類義語)

【四字熟語】
剣抜弩張

【読み方】
けんばつどちょう

【意味】
情勢が緊迫して今にも戦いがはじまりそうなたとえ。また、書道で筆力がはげしくて気迫がこもっているたとえ。

【典拠・出典】
漢書』「王莽伝・下」

【類義語】
一触即発(いっしょくそくはつ)
刀光剣影(とうこうけんえい)

剣抜弩張(けんばつどちょう)の使い方

健太
1962年、キューバ危機という事件が起こったんだよね。
ともこ
そう。剣抜弩張だったのよ。キューバにソ連がミサイル基地建設をしようとして、米ソが激しく対立して第三次世界大戦が勃発するんじゃないかって世界中に緊張が走ったのよ。
健太
へえ。でも戦争は起きなかったんだよね。
ともこ
ええ。米国の海上封鎖にソ連が譲歩してミサイルを撤去し、衝突は回避されたのよ。よかったわよね。

剣抜弩張(けんばつどちょう)の例文

  1. あの国が再度ミサイルの実験を強行すれば、剣抜弩張となるでしょう。
  2. 健太くんが書いた書は、間近で見ると剣抜弩張、すごい迫力でした。
  3. 健太くんと彼は、ともこちゃんを巡って剣抜弩張です。
  4. あの会社と剣抜弩張の危機となるのは避けたい。
  5. あの国が核兵器放棄を拒否したため剣抜弩張となりました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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