【四字熟語】
寸草春暉
【読み方】
すんそうしゅんき
【意味】
両親からの恩や愛情は大きく、それに子がほんのわずかさえ報いることがむずかしいことのたとえ。
【語源・由来】
「寸草」はわずかに伸びた丈の短い草のこと。子の親の恩に報いようとするわずかな気持ちのたとえ。「春暉」は春の暖かい陽光。親の子に対する愛情のたとえ。短い草がどれだけ孝行しても、春の日の光のような親の愛情によって育てられた恩に報いることはできないという意味から。
【典拠・出典】
孟郊「遊子吟」
【類義語】
・寸草之心(すんそうのこころ)
寸草春暉(すんそうしゅんき)の使い方
もうすぐ卒業式だね。
そうね。早かったわね。
ここまですくすく育つことが出来たのは両親のおかげだよね。
本当にそうよね。寸草春暉というように、恩返ししたくても返しきれない位の大恩よね。それでも感謝し続けることが大事だと思うわ。
寸草春暉(すんそうしゅんき)の例文
- 病気がちだった僕をここまで育ててくれた両親に、寸草春暉の気持ちを抱いています。
- 三浪して私立の医学部に入学した僕のために学費を工面してくれた父、寸草春暉の思いで胸がいっぱいです。
- 中学生時代やんちゃで両親に心配をかけてばかりだったので、大人になった今、寸草春暉の思いを心にもっています。
- 反抗してばかりだった僕を温かい目で見守ってくれた両親に寸草春暉の気持ちを抱き、申し訳なさとありがたさでいっぱいです。
- 先生に見捨てられても、最後まで僕を信じて見捨てずにいてくれた両親に寸草春暉を感じています。