著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

三跪九叩【さんききゅうこう】の意味と使い方や例文(類義語)

【四字熟語】
三跪九叩

【読み方】
さんききゅうこう

日本漢字能力検定
1級

【意味】
清朝の敬礼法。 三度ひざまずき、九度頭を地につけて拝礼することをいう。

【典拠・出典】

【類義語】
・三跪九拝(さんききゅうはい)
・三拝九叩(さんぱいきゅうこう)

三跪九叩(さんききゅうこう)の使い方

健太
琉球王国の人は、清朝の臣下であることを示すために、三跪九叩をして清朝の勅使を出迎えていたんだって。
ともこ
へえ。頭を地面に打ち付けるんでしょう?痛そうね。
健太
へりくだりすぎだよね。
ともこ
それだけ清という国が強大だったってことでしょうね。

三跪九叩(さんききゅうこう)の例文

  1. 三跪九叩の礼を拒否したため、皇帝との謁見はかないませんでした。
  2. 朝鮮の王は、三跪九叩を行って、皇帝に許しを請いましたが、拒絶されました。
  3. 清の国から三跪九叩をするよう求められ、プライドが高い健太くんはそれを拒否し、清に攻め込まれました。
  4. イギリスの外交官マカートニーは、乾隆帝に三跪九叩の礼を要求されたけれども、イギリス流の儀礼を押し通し、乾隆帝に拒絶されました。
  5. 大使であった副島種臣氏は、皇帝に謁見した際に三跪九叩の礼をせず立礼で通した強者です。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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