「切磋琢磨」の意味とは?(出典・類義語)
【四字熟語】
切磋琢磨
【読み方】
せっさたくま
【意味】
学問・道徳に、励みに励むこと。また、仲間同士互いに励まし合って向上すること。
「切磋琢磨」の意味は、自分の才能をたくさんの努力で磨き上げることだよ。そして、友だちと一緒に助け合い、みんなで上手くなろうとすることも指すんだ。
例えば、サッカーチームであれば、みんなで練習を重ねて、チーム全体が強くなるように努めることが「切磋琢磨」にあたるよ。
【典拠・出典】
『詩経』「衛風・淇奥」
【類義語】
・刻苦勉励(こっくべんれい)
【英語訳】
close application
indefatigable assiduity
work(study) hard
例文
They had worked hard together and finally both of them passed an examination.
互いに切磋琢磨して勉強に励んだ結果、彼らは二人とも試験に合格した。
They had worked hard together and finally both of them passed an examination.
互いに切磋琢磨して勉強に励んだ結果、彼らは二人とも試験に合格した。
切磋琢磨(せっさたくま)の故事
【故事】
「切磋」骨角玉石などを切り磨くこと「琢磨」玉などを擦り磨くことから、学問などを磨き励むこと。五経の一、詩経より「有斐君子、如切如嗟、如琢如磨」
故事を簡単に説明!
「切磋琢磨」の由来を簡単に説明すると、こんな感じだよ。この言葉は二つの部分からできていて、「切磋」っていう部分と「琢磨」っていう部分があるんだ。
「切磋」の部分は、骨や角を刀で切ったり、やすりで磨いたりして細工することから来ているんだ。それは時間をかけてじっくりと物を作り上げることを示しているんだよ。
そして「琢磨」の部分は、宝石を打って形を整えたり、石を使って磨いたりすることから来ているんだ。これもまた、じっくりと時間をかけて、きれいに仕上げる作業を表しているんだ。
だから、「切磋琢磨」はじっくりと時間をかけて、自分自身を磨き上げること、そして友達と一緒に励まし合って上達することを意味しているんだよ。
切磋琢磨(せっさたくま)の使い方
ちくしょー、あいつにだけは負けたくなかった。確かに前回は際どいところで勝ったけど、今度も勝てる自信はあったんだ。
残念だったね、今回は君が惜しいところで負けちゃったよね。でも、彼も自主練習して頑張ってたらしいよ。
そっか、あいつヘラヘラしてそんな素ぶり見せなかったから油断したぞ。よーし次は俺がもらうからな、見てろよ!
その調子、あなたたち本当にいいライバルよね。お互い切磋琢磨して強くなるのよ!
切磋琢磨(せっさたくま)の例文
- 切磋琢磨という言葉は勉学などに励むことではあるけれど、一般的には複数の人間がそれぞれ己を鍛えることで互いに成長し合うことを言うことが多い。
- うちのチームが強くなったのは、負けず嫌いのあの二人が互いに切磋琢磨して力をつけてきたことが大きいと思う。
- あの二人、競い合うのはいいのだけれど、切磋琢磨して互いに伸びると言うよりは足の引っ張り合いばかりしているように見える。