【四字熟語】
斬衰斉衰
【読み方】
ざんさいしさい
【意味】
喪服の種類。
【語源・由来】
「斬衰」は喪服で最も重い三年の喪の期間に着るもので、断ち切ったままで縁縫いをしていないもの。「斉衰」は斬衰についで重い喪服で一年の喪に用い、裁ちはなちではなく裳を縫い合わせたもの。
【典拠・出典】
『儀礼』「喪服」
斬衰斉衰(ざんさいしさい)の使い方
喪服って、今は黒で華美でないものなら、制服でもいいって感じだけど、昔は斬衰斉衰といって、喪によって変えていたんだね。
喪服を見て誰が亡くなったか察することができるわね。
近親者でもそうじゃなくても人がなくなると悲しいけどね。
そうね。失う悲しみに重いも軽いもないわね。
斬衰斉衰(ざんさいしさい)の例文
- 中国で喪服は、斬衰斉衰のほかにも三種類あって、五服と呼ばれていました。
- 斬衰斉衰など、異なる喪服で悲しみの深さを表しました。
- ともこちゃんが、斬衰斉衰の「斬衰」を着ているから、きっとお父さんに何かがあったんだ。
- 健太くんは夏でも詰襟学生服を着ているけれども、斬衰斉衰の類なのかしら。
- 息子のように思っていた愛犬が亡くなったおばあちゃんは、血縁ではないけれども斬衰斉衰の喪服を着て喪に服しています。