【四字熟語】
歯牙余論
【読み方】
しがのよろん
【意味】
わずかな言葉。口はしからもれるわずかな言葉。また「歯牙の余論を惜しむこと無かれ」の略で、わずかな激励・賞賛の言葉を吐く労を惜しむなという意味。
【語源・由来】
「歯牙」は歯と牙のこと。転じて口はしという意味。「余論」はついもらしたという意味。
【典拠・出典】
『南史』「謝朓伝」
歯牙余論(しがのよろん)の使い方
あら。健太くん。空手の大会で優勝したんですってね。
えっ。それだけ?
それだけよ。何か問題でも?
歯牙余論っていうじゃないか。「おめでとう」とか「すごいわね」とかそういう賞賛の一言はないのかな。
歯牙余論(しがのよろん)の例文
- 恥ずかしがらないで、歯牙余論というじゃないか、がんばった健太くんにもっと盛大に賞賛を送ろうじゃないか。
- 褒め言葉は惜しまないものさ、歯牙余論だよ。
- 歯牙余論というように、子供を褒めるときは、大げさなくらい褒めてあげてください。
- 健太くんが全力を出せるよう、歯牙余論というように、全力で激励してあげてほしい。
- そんな小さい声じゃ伝わらない、歯牙余論というじゃないか、もっと大きな声ではっきり応援しようじゃないか。