著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

黄霧四塞【こうむしそく】の意味と使い方や例文(出典)

【四字熟語】
黄霧四塞

【読み方】
こうむしそく

【意味】
黄色い霧が四方に満ち満ちる。天下が乱れる兆しのこと。

【典拠・出典】
漢書』「成帝紀」

黄霧四塞(こうむしそく)の使い方

健太
ともこちゃん。きょうはなんだか視界が黄色っぽいよ。黄霧四塞だ。きっと乱世になる兆候だよ。
ともこ
ああ。天気予報で黄砂が飛来するから注意するようにって言っていたわよ。
健太
いいや。黄霧四塞に間違いないよ、だって、今朝、食事中に箸が折れたし、洗面所で洗顔中に水道管が壊れて水浸しになったし、何から何までうまくいかないんだもの。
ともこ
それは健太くんの運が悪いだけだと思うわ。御祓いに行って来たらどうかしら。

黄霧四塞(こうむしそく)の例文

  1. 総理官邸に雷が落ち、黄霧四塞だと人々は不安に襲われました。
  2. 虹は幸運の兆しだという国もあれば、黄霧四塞だという国もあります。
  3. 見たこともないような深海魚が浜辺に頻繁に打ち上げられ、黄霧四塞じゃないかとささやかれています。
  4. この大事な時期に、総理が病気で倒れただなんて、黄霧四塞だ。
  5. 黄霧四塞が見られ、民衆から救世主が現れることを望む声が高まりました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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