【四字熟語】
積薪之嘆
「積薪之歎」とも書く。
【読み方】
せきしんのたん
【意味】
後から来た者が重用され、以前からいる者が下積みの苦労をする悩みのこと。
【語源・由来】
「積薪」はたきぎを積み重ねるという意味。新しいたきぎが次々と積み重ねられるため、古いたきぎがいつまでも下積みになったままであることから。
【典拠・出典】
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積薪之嘆(せきしんのたん)の使い方
父さんはパソコンが使えないんだけど、パソコンを使える社員がどんどん父さんを追い越して出世していって積薪之嘆を感じているんだって。
それはつらいわよね。パソコン教室に通ったらどうかしら?
上司が自分より若いのに、さらにパソコン教室の先生まで自分より若いなんて耐えられないんだって。
技術の進歩に追いつけないとそういった悲劇が生じるのね。
積薪之嘆(せきしんのたん)の例文
- 春風亭一之輔が、二十一人抜きで真打に昇進すると聞き、同じ弟子の私は積薪之嘆を覚えました。
- 私の方が早くバレエを始めたのに、ともこちゃんがプリマバレリーナに選ばれるなんて積薪之嘆を禁じ得ない。
- 積薪之嘆を覚えている暇があったら、追い抜き返すくらいの気概がないとだめだよ。
- 後輩が天才だと積薪之嘆を感じて、素直に後輩の昇進を喜べません。
- 後輩はもうバッティング練習をさせてもらっているのに、僕はまだボール拾い、積薪之嘆を覚えました。