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川上之歎【せんじょうのたん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
川上之歎

「川上之嘆」とも書く。

【読み方】
せんじょうのたん

【意味】
時間が過ぎ去ることへの嘆き。

【語源・由来】
「川上」は川のほとり。水の流れを見て常に止まることなく流れ行く時間に対して感慨をもよおすことをいう。

【典拠・出典】
論語』「子罕」

川上之歎(せんじょうのたん)の使い方

健太
もう来週が卒業式なんだね。
ともこ
どれだけあがいても、もう来週ね。なんだか川上之歎を感じるわよね。
健太
せめてあと一年、このクラスのみんなと過ごしたかったなあ。
ともこ
そう思えるってことは、とても楽しい学生生活だったってことよ。幸せだったわよね。

川上之歎(せんじょうのたん)の例文

  1. 鏡に映る自分の姿に川上之歎を覚えました。
  2. 受験本番まであと一か月、時の流れは待ってはくれないと川上之歎を感じました。
  3. 数十年ぶりに同窓会で憧れの健太くんに会いましたが、川上之歎、その姿に時の流れの残酷さを知りました。
  4. あのころに戻りたいけれども、決して戻ることができないことを思い知り、川上之歎を覚えました。
  5. 締め切りまであと一週間なのに、まだ大半が終わっていない、でも時間は止められないという事実に川上之歎を感じます。
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北澤篤史サイト責任者
ことわざ・漢字熟語の専門家、ことわざ学会理事。2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(共に講談社)がある。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。

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