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杜黙詩撰【ともくしさん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

杜黙詩撰

杜黙詩撰の意味(語源由来・出典・類義語)

意味

【四字熟語】
杜黙詩撰

略して「杜撰」ともいう。

【読み方】
ともくしさん

「ともくしせん」とも読む。

【意味】
詩文や著作などにたくさんの誤りがあって、いい加減なこと。「杜黙」は人の名。「詩撰」は詩文を作ること。

四字熟語の博士
「杜黙詩撰」という四字熟語は、詩や文章などに多くの間違いが含まれており、それがいい加減であることを示しているんだよ。
助手ねこ
なるほどな、要は「文章や作文にゴマンと間違いがあって、大雑把」ってことやな。
ちゃんと確認せずに、テキトーに書いてしまうことを表してるんやな。
これは「しっかりと確認して、大雑把にならないように」と教えてくれる言葉やで。

【語源・由来】
中国宋の詩人杜黙の作る詩や文は、ほとんど定型詩の格式に合っていなかったという故事から。

【典拠・出典】
『野客叢書』「八」

【類義語】
杜撰脱漏(ずさんだつろう)

杜黙詩撰(ともくしさん)の解説

カンタン!解説
解説

「杜黙詩撰」っていうのは、何かがすごく間違っていて、適当にやられている状態を表す四字熟語だよ。

「杜黙」っていうのは、中国の昔の詩人の名前で、「詩撰」は詩を作ることを意味するんだ。

この詩人の杜黙さんは、詩を作る時に、ほとんど詩のルールに従わないで詩を書いていたという話があるんだよ。だから、「杜黙詩撰」と言うと、その人の名前から取って、ルールを無視して、間違いだらけで適当に作られている状態を指すようになったんだ。

例えば、「杜黙詩撰な案内表示」と言ったら、その案内表示が誤りだらけで、全く役に立たない、つまり適当に作られたものだってことを表しているんだよ。ちゃんとルールを守って、正しく作ることが大事だね。

杜黙詩撰(ともくしさん)の使い方

健太
理科室から硫酸が無くなったそうだよ。
ともこ
うわあ。杜黙詩撰な管理をしていたもの。いつかこうなるんじゃないかと思っていたわ。
健太
僕も思っていたよ。理科の先生が、真っ青な顔をして警察の人と話をしていたよ。
ともこ
健太くんも気を付けなさいよ。結構、杜黙詩撰なところがたくさんあるから。

杜黙詩撰(ともくしさん)の例文

例文
  1. 今回問題になっている官僚の発言は、杜黙詩撰というしかないような軽い発言でした。
  2. 杜黙詩撰な牢屋だったので、囚人たちが逃げてしまいました。
  3. 杜黙詩撰な案内表示のせいで、僕は道に迷ってしまいました。
  4. 調査した帳簿は、とても杜黙詩撰なものでした。
  5. 健太くんの杜黙詩撰な仕事ぶりにはあきれてしまう。

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