【四字熟語】
僭賞濫刑
【読み方】
せんしょうらんけい
【意味】
適性を欠いた賞罰。
【語源・由来】
「僭賞」は身分をこえた恩賞のこと。「濫刑」はむやみやたらに罰するという意味。度が過ぎた賞罰をいう。
【典拠・出典】
『春秋左氏伝』「襄公二六年」
【類義語】
・僭賞濫罰(せんしょうらんばつ)
【対義語】
・信賞必罰(しんしょうひつばつ)
僭賞濫刑(せんしょうらんけい)の使い方
ともこちゃん。何で学校でクッキーを食べているの?
私って先生のお気に入りだから、書道コンクールで優勝したご褒美にもらったのよ。
そんなの僭賞濫刑だ。ずるいよ。僕なんて、大した悪いことをしていなくても、また健太のしわざか!って先生に必要以上に怒られるっていうのに。
それも僭賞濫刑よね。
僭賞濫刑(せんしょうらんけい)の例文
- 上司の怒り方は僭賞濫刑、度が過ぎているパワハラだ。
- 書類審査に受かっただけで、あんなにご褒美をあげるなんて僭賞濫刑よね。
- 僭賞濫刑、なんでも度を越してはいけませんよ。
- 教室の花瓶を割っただけなのに、罰として一か月トイレ掃除だなんて僭賞濫刑だ。
- 子供はほめて伸ばせというけれども、僭賞濫刑では伸ばすことはできません。