著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

千緒万端【せんしょばんたん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
千緒万端

【読み方】
せんしょばんたん

「せんちょばんたん」とも読む。

【意味】
物事がごたごたして複雑であることの形容。さまざまな雑多な事柄。

【語源・由来】
「千」「万」は数の多いことを示す。「端緒」が千も万もある、ということ。「端」は物事の出発点、「緒」は物事の糸口・取っ掛かりを示す。

【典拠・出典】
晋書』「陶侃伝」

【類義語】
・千諸万縷(せんしょばんる)
・千頭万緒(せんとうばんしょ)

千緒万端(せんしょばんたん)の使い方

健太
この小学校は中学受験が盛んだから、進学先は千緒万端だよね。
ともこ
そうね。中学はみんなばらばらになるわよね。
健太
地元の公立小学校に進学するのが僕だけだったらどうしよう。
ともこ
あり得るわよね。

千緒万端(せんしょばんたん)の例文

  1. 千緒万端なビルを見ていると、建築家の思いが伝わってきて楽しいです。
  2. 同じパンダを見て作っているはずなのに、千緒万端、一人一人の作品には個性があります。
  3. 一つの映画を見てもその感想は千緒万端です。
  4. 健太くんが在籍しているクラスは、千緒万端な国の人たちが集まっているクラスです。
  5. クッキーだけ詰めるより、千緒万端な詰め合わせの方が、もらった方もうれしいんじゃないかしら。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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