【四字熟語】
懲羮吹膾
【読み方】
ちょうこうすいかい
「羹に懲りて膾を吹く」とも読む。
【意味】
一度失敗したことに懲りて、必要以上に用心になりすぎること。
【語源・由来】
「羹」は肉・野菜などを熱く煮た汁(あつもの)。「膾」は生肉の冷たいあえもの(なます)。
一度あつもので口にやけどをした者は、それに懲りて冷たいなますまで吹いて食べるという意味から。
【典拠・出典】
『楚辞』「九章・惜誦」
懲羮吹膾(ちょうこうすいかい)の使い方
健太くん。明日は告白する最後のチャンスよ。どうするの?
うーん。でも以前こっぴどく振られた経験があるから、勇気が出ないんだよね。
懲羮吹膾だと後で後悔することになるわよ。
告白してもしなくてもつらい思いをするなら、したほうがいいのかもね。
懲羮吹膾(ちょうこうすいかい)の例文
- F1レーサーは一度事故を起こすと、懲羮吹膾、怖くて無理ができなくなるそうです。
- 健太くんはまさに懲羮吹膾、石橋を叩いて渡るどころか、叩きすぎて粉々になって渡ることができなくなるタイプです。
- 懲羮吹膾というように、用心深くなるのはいいことだけれども、用心深すぎてチャンスを逃したら元も子もないよ。
- 昔のトラウマのせいで、健太くんは懲羮吹膾、結婚に一歩踏み出せないでいます。
- 懲羮吹膾というけれど、用心はほどほどにしないと恐怖心に負けて何もなし遂げられないことになってしまいますよ。