著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

吠影吠声【はいえいはいせい】の意味と使い方や例文(出典・類義語)

【四字熟語】
吠影吠声

【読み方】
はいえいはいせい

【意味】
根拠がないようなことでも、誰かが言い始めると世間の人がさも本当のことのように言い広めること。

【典拠・出典】
潜夫論』「賢難」

【類義語】
・吠形吠声(はいけいはいせい)
付和雷同(ふわらいどう)
党同伐異(とうどうばつい)
・雷同附和(らいどうふわ)
矮子看戯(わいしかんぎ)

吠影吠声(はいえいはいせい)の使い方

ともこ
健太くん妙な噂を耳に挟んだんだけど、早く火消をしないと吠影吠声ということになりかねないわよ。
健太
それは困った。どんな噂だったの?
ともこ
健太くんがいまだに毎晩おねしょをしていて、夜中に目が覚めるからよく眠ることができなくて、それで授業中居眠りをしているんだっていう噂よ。
健太
それは早く火消しないと手遅れになってしまうよ!

吠影吠声(はいえいはいせい)の例文

  1. まったくのデマなのに、吠影吠声し、まことしやかに噂が広まっています。
  2. 噂は怖い、吠影吠声して、真実が捻じ曲げられるんだから。
  3. 吠影吠声して悪い噂が広まらないようにするには、日ごろから隙を見せずちゃんとしていればいいんだよ。
  4. 噂の広まるスピードは光より速く、吠影吠声してしまうと取り返しがつかないことになります。
  5. 健太くんの何気ない一言が憶測を呼び、吠影吠声し、真実のように広まってしまったようです。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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