【四字熟語】
有耶無耶
【読み方】
うやむや
【意味】
いい加減なこと。曖昧なこと。
胸がモヤモヤしているさま(主に明治時代に使用)
【語源・由来】
「有耶」ありや(あるか)「無耶」なしや(ないか)はっきりしないというところから。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・曖昧模糊(あいまいもこ)
・不得要領(ふとくようりょう)
・五里霧中(ごりむちゅう)
・渾渾沌沌(こんこんとんとん)
・朦朧模糊(もうろうもこ)
【対義語】
・旗幟鮮明(きしせんめい)
【英語訳】
noncommittal
indefinite
例文
The investigations resulted in a fade-out.
調査は有耶無耶に終わった。
The investigations resulted in a fade-out.
調査は有耶無耶に終わった。
有耶無耶(うやむや)の使い方

ねえ、今度の休みに皆んなでバーベキューパーティーの予定だけど、あなたも来るのよね?

え?!あ…ああ、うん。行く…かな?

何よ、そのどっちつかずの言い方。ははーん、何かあるわね。だから有耶無耶な答えで誤魔化そうとしてるんでしょ。何を隠してるのよ!

いや、べ…別にそう言うわけじゃないけど…ねぇ。
有耶無耶(うやむや)の例文
- 重要な手がかりを握っていた男が死んでしまった。警察は彼をずっと追っていたのだが、見つけ出した時にはすでに手遅れとなっていた。これで事件は有耶無耶のまま迷宮入りしてしまうかに思われたが、意外なところから新たな証拠が見つかったのだった。
- 彼はいつもああして有耶無耶のままごまかして逃げてしまう。はっきりと断言することで責任を負うのを避けているとしか思えない。
- あの部長はかなり強かだ。面倒な顧客を相手にすると、のらりくらりとうまく追求をかわして最後には相手を納得させてしまう。結局、事は有耶無耶のまま終わっているのだが、顧客は全くそこに気づかないのだ。
- 白か黒か何でもきっちりと決めないと気が済まないという君のその性格は、潔くて良いかもしれないけれど疲れないかい? たまには少し曖昧に、何となく有耶無耶にしてみるのも肩の力が抜けていいかもしれないよ。