著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

伐氷之家【ばっぴょうのいえ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
伐氷之家

「伐冰之家」とも書く。

【読み方】
ばっぴょうのいえ

【意味】
位の高い高貴な家柄のこと。

【語源・由来】
昔中国では、卿大夫以上の身分の者だけが、葬祭のとき氷を用いる資格があったことによる。

【典拠・出典】
『大学』

伐氷之家(ばっぴょうのいえ)の使い方

健太
クラスメイトの彼はいつも護衛を連れて登校しているけれども、彼は何ものなの?
ともこ
彼は伐氷之家のご子息なのよ。
健太
へえ。僕たちとは命の重みが違うんだね。
ともこ
同じ日本に生まれた人間なんだから、命に重いも軽いもないと思うんだけどな。

伐氷之家(ばっぴょうのいえ)の例文

  1. ともこちゃんの家は、代々総理大臣を輩出している伐氷之家なんだそうです。
  2. 健太くんは伐氷之家の子なのですが、家に家政婦が大勢住み込みで働いているような立派な家なんです。
  3. 伐氷之家育ちのともこちゃんは、今年社交界デビューをします。
  4. 伐氷之家の御曹司である健太くんが、なんで私立ではなく普通の公立小学校にいるのか不思議です。
  5. 健太くんは伐氷之家の子供なので、お母さんの代わりに乳母の手で世話をして育ててもらいました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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