一竿風月の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
一竿風月
【読み方】
いっかんふうげつ
【意味】
自然に親しみ、のんびりと人生を楽しむこと。
俗世にとらわれず、自然の中でのんびりと心ゆくまで自由な生活を送ること。
自然の風物を楽しみ、俗事を忘れること。
釣りなんかして、心から楽しむ時間を持つことが大事ってことか。
これは、「心の休息と自然との対話の大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。
【語源・由来】
「首を回らせば荘遊まことに昨夢、一竿の風月南湖に老ゆ」とあるのに基づきます。
【典拠・出典】
陸游「感旧」
【類義語】
・一丘一壑(いっきゅういちがく)
・悠悠自適(ゆうゆうじてき)
・採薪汲水(さいしんきゅうすい)
【英語訳】
live freely
live comfortably
lead a leisurely life
一竿風月(いっかんふうげつ)の解説
「一竿風月」っていう言葉、ちょっと難しそうだけど、すごく素敵な意味があるんだよ。
想像してみて。釣り竿を持って、静かな川辺に座って、のんびりと魚を待っている風景。周りは自然だけで、心が穏やかになるような時間を過ごしている感じ。これが「一竿風月」のイメージなんだよ。
「一竿」は、一本の釣り竿のこと。そして「風月」は、自然の美しさや、四季の移り変わりとか、そういうのを楽しむことを指しているんだ。
この言葉を使うときは、日常の忙しさから少し離れて、自然と一緒にゆっくりと時間を過ごす、そんな心地よい生活のことを言いたいときに使うんだよ。
ちなみに、この言葉の由来は、陸游っていう人が書いた「感旧」という作品から来ているんだって。彼も、きっと自然の中でのんびりとした時間を過ごすのが好きだったんだろうね。
一竿風月(いっかんふうげつ)の使い方
この間、定年退職してからやることがないって言っていたよね?
今では毎日のんびりと川に釣りに行っているよ。
一竿風月な生活に満足しているようだよ。
一竿風月(いっかんふうげつ)の例文
- 今は忙しい毎日を過ごしていますが、退職後は自然に親しみ、一竿風月、悠々自適に暮らすことが夢です。
- 今の仕事は生活を投げ打って我ながら努力してきた。引退後は、一竿風月な生活環境に変えたいと思います。
- 一風変わった祖父は一人山奥で暮らしていますが、誰にも関与されない、一竿風月な毎日を送っているそうです。
- 今度釣りに行こうと思っているけど、何を用意して、何をもっていけばいいのか、すでに一竿風月な人生を謳歌している先輩に教えてもらおう。
これは、日常の忙しさや雑事から離れて、のんびりと自然を楽しむ、というリラックスした生活の象徴なんだ。