著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

爬羅剔抉【はらてきけつ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
爬羅剔抉

【読み方】
はらてきけつ

【意味】
隠れた人材を見つけ出して用いること。また、人の秘密や欠点をあばき出すこと。

【語源・由来】
「爬」は爪などでかくこと。「羅」は網で鳥を捕ること。「剔」はそぎ取る。「抉」はえぐり取ること。かき集めたり、えぐり出したりすることをいう。

【典拠・出典】
韓愈「進学解」

爬羅剔抉(はらてきけつ)の使い方

ともこ
だれか生徒会役員にふさわしい人はいないのかしら?
健太
少なくとも僕の知り合いにはいないね。
ともこ
爬羅剔抉するために、全生徒を一人残らず調査してきてちょうだい。
健太
うちはマンモス校だから結構大変な作業だよ。

爬羅剔抉(はらてきけつ)の例文

  1. 週刊誌の記者は爬羅剔抉するような人たちです。
  2. あら探しして爬羅剔抉し、人前にさらすなんて、何が楽しいというんだろう。
  3. 爬羅剔抉、ダイヤの原石を見つけ出すために、今日も原宿の街を歩いています。
  4. ともこちゃんは爬羅剔抉することがうまいんだけど、あんな人材をどこでどうやって見つけてくるんだか不思議です。
  5. 健太くんは爬羅剔抉して、その人をゆするような悪い人です。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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