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巫雲蜀雨【ふうんしょくう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
巫雲蜀雨

【読み方】
ふうんしょくう

【意味】
遠く離れ離れになっている夫婦がお互いを思い合っていることのたとえ。

【語源・由来】
巫山の雲と蜀の雨。

【典拠・出典】
李賀「琴曲歌辞」

巫雲蜀雨(ふうんしょくう)の使い方

ともこ
健太くんのお父さんは単身赴任をしているのよね。お母さんはさみしがっていないの?
健太
さみしそうだけど、父さんも母さんも巫雲蜀雨で、頻繁に連絡を取り合っているから大丈夫だと思うよ。
ともこ
へえ。仲が良いのね。
健太
そうなんだよ。仲が良すぎて困ってしまうよ。

巫雲蜀雨(ふうんしょくう)の例文

  1. 今は海を隔てて離れているけれども、巫雲蜀雨というように、お互いを思う心は海をも超えます。
  2. あの夫婦はまさに巫雲蜀雨だから、しばらく離れることになっても大丈夫でしょう。
  3. 巫雲蜀雨といった夫婦だから、地震で電話が通じなくなったあの時、生きた心地がしなかっただろうな。
  4. 彼らは巫雲蜀雨、お互いを大切に思っているから、遠く離れていても裏切るようなことはないでしょう。
  5. 離れて暮らすことになったけれども、巫雲蜀雨、お互いを思う気持ちが人一倍強い夫婦だから何の心配もいらない。
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北澤篤史サイト責任者
ことわざ・漢字熟語の専門家、ことわざ学会理事。2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(共に講談社)がある。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。

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