著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

百世之利【ひゃくせいのり】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
百世之利

【読み方】
ひゃくせいのり

【意味】
永久の利益のこと。

【語源・由来】
「百世」はのちのちの世のこと。

【典拠・出典】
史記』「張儀伝」

百世之利(ひゃくせいのり)の使い方

健太
百世之利を生み出してくれるような、都合のいいものはないのかな。
ともこ
そんなものはないんじゃないかしら、物の価値は変わっていっているんだし。
健太
確かに、一本100円のペットボトルの水でも、砂漠では貴重で高価なものになるし、その場所その時代によって価値は変わるよね。
ともこ
真面目にコツコツ働くことが一番だと思うわ。

百世之利(ひゃくせいのり)の例文

  1. 英国には、パーマストンという政治家の「永遠の友も永遠の敵もいない、あるのは百世之利だけだ」という名言があります。
  2. このコンピューターは、きっと百世之利を生み出してくれるでしょう。
  3. この村の未来永劫の発展と百世之利を願って毎年この時期にお祭りをするんです。
  4. 今がよければそれでいいわけではなく、百世之利を考えた政治を行わなければなりません。
  5. 百世之利のためになるならば、今は損をしてもかまわないと思っています。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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