著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

鳳凰銜書【ほうおうがんしょ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
鳳凰銜書

「鳳凰書を銜(ふく)む」とも読む。

【読み方】
ほうおうがんしょ

【意味】
天子の遣わした使者が勅書をたずさえていること。

【語源・由来】
鳳凰が文書を口にくわえているという意味。「鳳凰」は聖天子が世に出ると現れるという瑞鳥。

【典拠・出典】
易林』「三」

鳳凰銜書(ほうおうがんしょ)の使い方

健太
あの人は、なんだか偉そうだけれども何者なの?
ともこ
王様の使者なんですって。鳳凰銜書している使者に何かあったら大変よね。
健太
そうだよね。だから厳重警備なんだね。
ともこ
国際問題に発展しかねないからね。疑われないように、この辺りをうろちょろしないほうがいいわよ。

鳳凰銜書(ほうおうがんしょ)の例文

  1. 冊封使が鳳凰銜書し、王を訪ねて我が国にやってきました。
  2. 国書を鳳凰銜書する使者が王との面会を求めていますが、本物かどうか怪しいです。
  3. 隣国に同盟の意思を確認するために、密書を使者に託し鳳凰銜書させました、
  4. 鳳凰銜書するために船に乗って遠い彼の国に向かいました。
  5. 健太くんが正式に王位を継承することを知らせるために、近隣の国に鳳凰銜書しました。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

四字熟語の逆引き検索



error: 右クリックは無効です。