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薤露蒿里【かいろこうり】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・英語訳)

【四字熟語】
薤露蒿里

【読み方】
かいろこうり

【意味】
人生は儚いということ。

【語源由来】
葬送のときに歌われた挽歌の名前。
「薤露(かいろ)」とは、にらの上に朝露がおりたという意味。朝露は乾きやすくて葉から落ちやすいことから、人の命の儚さをたとえている。
「蒿里(こうり)」とは、中国山東省の泰山の南にある山の名前のこと。人が死んだあとの魂が、そこへ来るとされていた。そのことが由来で、墓地という意味。
秦の田横(でんおう)が、漢の高祖劉邦(りゅうほう)に仕えることを恥じて自害をしたときに、悲しんだ門人が作ったという楽府の詩を、李延年が作曲して、薤露曲と蒿里曲という二曲を作ったとされる。
薤露曲は、王族や貴族を葬送するときに、蒿里曲は士大夫という身分の人、または庶民を葬送するときに用いた曲だといわれている。

【典拠・出典】
古今注』「音楽」

【類義語】
諸行無常(しょぎょうむじょう)

【英語訳】
Life is but a dream.
Paul’s will not always stand.

薤露蒿里(かいろこうり)の使い方

健太
ぼくは歴史の本を読んだけれど、たくさんの人が次々に命を落としていって、とても悲しくなったんだ。
ともこ
私もその本を読んだけれど、戦乱の世の中では、若者も命を落としてしまったのよね。
健太
夢や希望があったのに、悔しかっただろうね。
ともこ
薤露蒿里の思いが強くなってしまうわね。

薤露蒿里(かいろこうり)の例文

  1. 彼は夢を目指している半ばで不慮の事故に遭い、息を引き取ってしまった。彼のことを考えると、薤露蒿里の思いだ。
  2. 薤露蒿里というように、人の一生は儚いものだからこそ、一生懸命生きたいと思う。
  3. 彼女の一生はとても短くて、薤露蒿里の思いが強くなる。
  4. 薤露蒿里ということを忘れずに、後悔のないように生きなさいと、祖父は私に言った。

まとめ

人生とはとても長い時間のように思えますが、薤露蒿里というように、とても儚いものかもしれません。
後悔のない人生を送りたいですね。


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