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得魚忘筌【とくぎょぼうせん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
得魚忘筌

「魚を得て筌を忘る(うおえてうえをわする)」とも読む。

【読み方】
とくぎょぼうせん

【意味】
魚を捕ってしまうと、その道具の筌のことなど忘れてしまうということ。転じて、目的を達すると、それまでに役立ったもの、手段を忘れてしまうことのたとえ。

【語源・由来】
「筌」は、細い竹で編んであって、水中に沈めて魚を捕る竹かごのこと。

【典拠・出典】
荘子』「外物」

【類義語】
狡兎良狗(こうとりょうく)
鳥尽弓蔵(ちょうじんきゅうぞう)
・得兎忘蹄(とくとぼうてい)
・兎死狗烹(としくほう)
忘恩負義(ぼうおんふぎ)

得魚忘筌(とくぎょぼうせん)の使い方

ともこ
健太くん。よかったわね。テストで70点をとったんでしょう?ようやく0点から脱却出来たわね。
健太
うん。僕もやればできるってことだね。ちょっと勉強したら70点取ることが出来たんだから、僕って天才かも。
ともこ
得魚忘筌、私の指導のおかげってことを忘れてない?
健太
あっ、忘れてた。いやいや、忘れてないよ!そうそう、ともこちゃんの教え方がうまかったからだよ。あははは。

得魚忘筌(とくぎょぼうせん)の例文

  1. 健太くんは、得魚忘筌、独りで大きく成長したと勘違いしています。
  2. 師匠への感謝の気持ちを忘れるなんて、得魚忘筌、由々しきことです。
  3. 自分のために尽力してくれた秘書を切るなんて得魚忘筌です。
  4. 得魚忘筌、誰のおかげでアイドルとして成功できたか忘れた人は、芸能界で生き残ることはできません。
  5. 得魚忘筌、受けた恩を忘れるなんて道義に外れたことをしてはいけません。

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