一顧万両の意味(語源由来・英語訳)
【四字熟語】
一顧万両
【読み方】
いっこばんりょう
【意味】
どんな大金を投じてもいいくらいに、見る価値があること。
それって、「これを見るためなら、たくさんのお金を出してもええぐらい」っていうことやな!
それくらいすごいものや、すごい人を前にしたら、お金なんて気にならんてことやね。
この言葉は、「価値あるものの大切さ」を教えてくれるんやな。
それくらいすごいものや、すごい人を前にしたら、お金なんて気にならんてことやね。
この言葉は、「価値あるものの大切さ」を教えてくれるんやな。
【語源・由来】
「一」は、「ほんのわずか」「ちょっと」を意味しており、「一顧」はちょっと目をとめて見ること、ちょっと振り返って見ること、ちょっと心にとめてみることの意味です。
「一顧だにしない」と良く使われますが、これは「わずかに振り返ってみることもしない」「まったく顧みない」「顧慮しない」「歯牙にも掛けない」といった意味で、少しもみる価値もないことをいいます。
「万両」の原義は古い貨幣の単位で大金を意味しています。
【典拠・出典】
-
【英語訳】
worth seeing
例文 この映画は一顧万両だ。
This movie is worth seeing.
This movie is worth seeing.
一顧万両(いっこばんりょう)の解説
カンタン!解説
「一顧万両」って、超すごいものや人を見る価値が、どんなにたくさんのお金を使ってもいいくらいっていう意味なんだよ。まるで、大金を出してでも見たいって思うほど価値があるってこと。
「一」っていうのは、ものすごくちょっとだけ、って意味で、だから「一顧」っていうのは、ほんのちょっとだけ目で見ること、つまり、ちょっとだけ注目することを言うんだ。
でも、この言葉には反対の使い方もあって、「一顧だにしない」って言うこともあるんだよ。これは、ちょっとだけ見る価値もない、つまり、全く注目しないって意味になるんだ。
「万両」の部分は、昔のお金の単位で、ものすごく大きな額のお金って意味。だから、「一顧万両」全体で考えると、ちょっと見るだけで、大金の価値があるっていう意味になるんだよ。
一顧万両(いっこばんりょう)の使い方
男の子と女の子が入れ替わるというストーリーのあの有名なアニメ映画見た?
まだ見ていないよ。
DVDで発売されたら、レンタルで観ようと思っているけど。
DVDで発売されたら、レンタルで観ようと思っているけど。
一顧万両の映画だから、絶対に映画のスクリーンで見たほうが良いよ!
日本のアニメ映画界の最高傑作だって、みんながそう言っているよね。
今度の日曜日いってみようかな!
今度の日曜日いってみようかな!
一顧万両(いっこばんりょう)の例文
- 日本を訪れたなら、京都の町並み、京都の風情は一顧万両ですよ。
- 今度のアクション映画は、あの有名な映画スターが出演最後と言われる、一顧万両の映画だと言われています。
- 今年入社したあの新人秘書は他にはなかなかいない、一顧万両の美人です。
- あのハゲをネタにしたお笑いコンビが今度、近所のショッピングモールに来るらしい。絶対に笑える一顧万両のコントだ。
- オーストラリアにある美しい赤土色の巨大一枚岩は、一顧万両の世界遺産だ。
- あのマジシャンは自動車を消してしまうという壮大なマジックで、日本人には絶対に真似できない、まさに一顧万両だ。
- 本場イタリアのオペラは長い歴史を感じられ、イタリア文化を理解することのできる、一顧万両の芸術でしょう。
要するに、見るだけで非常に価値があるという意味があるんだ。