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一切衆生【いっさいしゅじょう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・英語訳)

【四字熟語】
一切衆生

【読み方】
いっさいしゅじょう

【意味】
この世に生きているすべての生きもの。生きとし生けるもの。
特に人間に対していうことが多い。

【語源・由来】
一切衆生悉有仏性(いっさいしゅじょうしつうぶっしょう)とは、全ての生きとし生くるものは、仏性、即ち、仏になる可能性を有している、という大乗仏教における重要な思想を表現しています。

【典拠・出典】
大智度論』「二七」

【類義語】
一切有情(いっさいうじょう)

【英語訳】
all sentient beings
all living creatures
all life-all men

一切衆生(いっさいしゅじょう)の使い方

ともこ
この間、お母さんに誘われて、お寺のお坊さんから有難いお話を聞く機会があったんだ!
健太
なかなか難しそうな内容に感じるけど、僕に理解できるかな。
ともこ
そのお話の中で、一切衆生悉有仏性という言葉があって、
それは、この世の中のすべての生き物には仏性があるという内容だったよ。
健太
そうか、でも僕には難しすぎるかな~。

一切衆生(いっさいしゅじょう)の例文

  1. 仏教では一切衆生悉有仏性といって、人間でも、動物でも、虫でも、生きているものはみな仏になるべき性種をそなえているという教えが含まれています。
  2. 私にできることは限られています。一切衆生を救済するなど、釈迦とかキリストのような宗教者でなければできないことです。
  3. これは一切衆生が仏門に入る事を拒まない仏の大慈悲心を表すものといわれます。
  4. 仏教とは一切衆生ともどもに仏の道を完成することを目指す教えです。
  5. 法然聖人が説いた一切衆生平等往生という点は特筆すべきものであります。
  6. 一切衆生を観察して、これを救うために説いてくださりました。
  7. 功徳が、一切衆生の悟りのために、平等に向けられています。

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