【四字熟語】
山雀利根
【読み方】
やまがらりこん
【意味】
広く世の中を知ることはせず、自分の知っていることだけにこだわることのたとえ。
【語源・由来】
やまがらは一つの芸を覚えることはできても、それを応用することができないこと。小利口。「山雀」は飼いならすと芸をするシジュウカラ科の小鳥。「利根」は利口な生まれつきの意。
【典拠・出典】
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【類義語】
・山雀利口(やまがらりこう)
山雀利根(やまがらりこん)の使い方
健太くん。ゆで卵が残っているけれども食べる?
ええっ。僕はコレステロール値を気にしているから結構だよ。卵は一日に二個食べてはいけないっていうしね。
山雀利根ね。最新の見解ではコレステロール値は気にしなくていいし、卵は二個食べても体に悪くないのよ。
いまさら考え方を変えることはできないよー。
山雀利根(やまがらりこん)の例文
- 世界の視点から日本を見ないと、山雀利根となり、さらに井の中の蛙になりかねません。
- 健太くんは典型的な山雀利根で視野が狭いから、彼の意見は参考になりません。
- 山雀利根じゃいい論文を書くことはできないよ。
- いい職人になるには、山雀利根な姿勢ではなく柔軟性が必要です。
- 五感をフル活用して身の回りのことを観察してごらんよ、君が山雀利根であることがわかるよ。