【四字熟語】
以卵投石
【読み方】
いらんとうせき
【意味】
身の程知らずで自滅する。たやすく玉砕してしまって、勝負にならないこと。
【語源・由来】
無駄で勝負にならず、損害ばかりで益のないこと。
卵を石に投げても石は傷つかない。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・以卵撃石(いらんげきせき)
【英語訳】
Bare egg stone
英語例文
そんな難しい仕事を引き受けるなんて、君は身の程知らずだよ。You don’t know your limitations or you wouldn’t have taken on such a difficult job.
そんな難しい仕事を引き受けるなんて、君は身の程知らずだよ。You don’t know your limitations or you wouldn’t have taken on such a difficult job.
以卵投石(いらんとうせき)の使い方
健太くん、自分では必ずできると思い込んでいたのが、いざやってみると何もできずにとても辛い思いをした。
高望みをしてしまったのかな? でも今気が付いたのだから、これから自分をよく知って対処していけばいいと思うよ。
自分の身の程を知らず、以卵投石となってしまった。
自分自身をよく知ることが大切だね。気を引き締めてやっていこう。
以卵投石(いらんとうせき)の例文
- 競い合いが苦手で勝負をしなくてはならないときは、以卵投石となることだけは避けたい。
- 到底勝ち目のない事案なのに、以卵投石を顧みずに強敵に立ち向かった。
- 自分の能力などの程度をわきまえず、以卵投石で自滅した。
- 彼は身の程知らずにも、自分がふさわしくないことを知りながら引き受けてしまい、以卵投石となった。
- あの新人選手は以卵投石となることを避けて、地道に球拾いから始めた。
まとめ
出典:「荀子ー議兵」「譬之若以卵投石、以指撓沸」
「卵を以って石に投ず」と読み下す。
卵で石を打つということで、 自分の力が弱いことを顧みずに、強敵に立ち向かって、自滅することを指します。日常生活で気付くことも多いかも知れませんね。