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矯角殺牛【きょうかくさつぎゅう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
矯角殺牛

「角を矯めて牛を殺す」と読み下す。

【読み方】
きょうかくさつぎゅう

【意味】
少しばかりの欠点を直そうとして、かえって全体をだめにしてしまうたとえ。

【語源・由来】
牛の角は曲がった形をしているものであり、それをまっすぐに正そうとすると牛を殺してしまうということから。

【典拠・出典】
『玄中記』

【類義語】
矯枉過直(きょうおうかちょく)
・庇葉傷枝(ひようしょうし)

矯角殺牛(きょうかくさつぎゅう)の使い方

健太
ああー。どうしよう。
ともこ
健太君。急に大声で叫ばないでよ。びっくりするじゃないの。
健太
だって。せっかく宿題の絵が仕上がりそうだったのに、ちょっと手直ししたら、どうしようもない絵になってしまったんだもの。
ともこ
矯角殺牛とはこのことね。また書き直すしかないわね。

矯角殺牛(きょうかくさつぎゅう)の例文

  1. 子供たちへの教育は、個性を伸ばしていくべきで、矯角殺牛になってはいけない。
  2. 作文の冒頭部分が気に入らなくて手直ししたら、矯角殺牛といった感じで、全体のバランスがおかしくなってしまいました。
  3. 何か物足りないと思って醤油を足したら、とんでもない味になり、矯角殺牛というような有様です。
  4. 健太君の姿勢を矯正しようとしたら、矯角殺牛というように、歩き方がぎこちなくなってしまいました。
  5. こだわるのもほどほどにしておかないと、矯角殺牛になりますよ。

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