著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

畏怖嫌厭【いふけんえん】の意味と使い方や例文

【四字熟語】
畏怖嫌厭

【読み方】
いふけんえん

【意味】
おそれ、いやがること。

【典拠・出典】

畏怖嫌厭(いふけんえん)の使い方

ともこ
このあいだ遊園地にできたお化け屋敷、すっごく怖いんだって!
健太
うひゃ、ぼくそういうのすごく苦手なんだよ
ともこ
いきなり畏怖嫌厭しないで、今度いっしょに行きましょうよ
健太
ともこちゃん、ぼくの手を離さないって約束してくれるなら

畏怖嫌厭(いふけんえん)の例文

  1. その問題は解決するのが難しすぎて、チーム全員から畏怖嫌厭されていた。
  2. 中に入って畏怖嫌厭するくらいなら、お化け屋敷なんて初めから来なければいいのに。
  3. 私の担任の先生は、あまりに厳しすぎて、クラスじゅうから畏怖嫌厭されていた。
  4. 畏怖嫌厭されるくらいなら、こんな仕事を引き受けるんじゃなかった。
  5. そのくらいのことで畏怖嫌厭するほうもどうかと思うが、されるほうにも問題がある。

まとめ

「畏怖」は恐れ怯むことを、「嫌厭」は嫌がることを意味することから、畏怖嫌厭(いふけんえん)は、恐れて嫌がることを意味する言葉となりました。あまりに厳しすぎる先生や、会社の上司は、よく畏怖嫌厭(いふけんえん)されていますよね。人間、適度に丸さが必要で、畏怖嫌厭(いふけんえん)されるまでになるのは問題があります。ご自分で周囲に厳しく接しているという自覚がある方は、一度立ち振る舞いを見直したほうが良いかもしれません。畏怖嫌厭(いふけんえん)されていると、アドバイスしてくれる周囲の人も少ないでしょうから、やはり自覚が大切です。ものの言い回しや口調、態度など、威圧的なことをしていないかチェックしてみてください。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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