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一紙半銭【いっしはんせん】の意味と使い方や例文(類義語)

一紙半銭の意味(類義語)

意味

【四字熟語】
一紙半銭

【読み方】
いっしはんせん

【意味】
一枚の紙と銭半銭。わずかなことのたとえ。また軽少なもののととえ。仏教で寄進の高が少ないことにいう場合が多い。

四字熟語の博士
「一紙半銭」という四字熟語は、とても少ないもの、特に仏教の寄進での小さな金額を指すんだ。
この言葉から、とても小さなものでも大切という意味が伝わるんだよ。
助手ねこ
つまり、「ちょっとしたものでも大事にする」ってことやな。
たとえば、1円玉や5円玉みたいな小さなお金でも、それが大切なんやで。
これは、「小さなことでも価値があるんや」って気付かせてくれる言葉やね。

【典拠・出典】

【類義語】
一文半銭(いちもんはんせん)
一銭一厘(いっせんいちりん)

一紙半銭(いっしはんせん)の解説

カンタン!解説
解説

「一紙半銭」は、文字通り「一枚の紙」と「半文の銭」という意味だよ。ここでの「紙」と「銭」は、いずれも非常に価値が低いもの、つまり「ほんのわずかなもの」という意味で使われているんだ。

歴史的背景として、昔の日本での通貨の単位に「文」というものがあったんだ。この「文」も非常に価値が低い通貨だったけど、それのさらに半分の価値しかない「半銭」と、ほんの一枚の紙の価値を合わせたところから、この言葉が生まれたんだ。

「一紙半銭」は、もともとの意味から派生して、「非常に少ない価値しかない」とか「取るに足らない」といった意味合いで使われるよ。具体的には、わずかなお金や、些細なもののたとえとして使われることが多いよ。

仏教の文脈では、お布施や寄付の金額が少なくてもそれを大切にする、という意味合いで使われるんだ。これは、仏教の教えとして「どんなに小さな善行も軽んじてはいけない」という思想があるから。

「一紙半銭もおろそかにしない」という言葉は、いかにも小さくて取るに足らないようなものであっても、それを大切にし、軽視しないという意味で使われることが多い。これは、生活の中で、細かいことでも注意深く、一つ一つを大切に扱うという姿勢を示す時に使われるんだ。

一紙半銭(いっしはんせん)の使い方

ともこ
健太くん。お賽銭、いくらいれたの?
健太
5円だよ。
ともこ
一紙半銭ね。神様の力を借りて、テストで100点をとりたいなら1000円くらいいれないとだめよ。
健太
なんで、テストで百点をとりたいですってお願いしたことが分かったんだよー。

一紙半銭(いっしはんせん)の例文

例文
  1. 僕のともこちゃんへの思いに比べれば彼の思いなんて一紙半銭です。
  2. 一円も大事なお金なので、一紙半銭もおろそかにしてはいけません。
  3. 飢えている国の子供たちのことを思ったら、一紙半銭、無駄にせず残さない様に食べましょう。
  4. お正月におじいちゃんの家に挨拶に行ったのに、行儀が悪いからと言って一紙半銭もお年玉をもらえなかったんです。
  5. 一紙半銭の施しであろうとも、今の私にはありがたいことです。

一紙半銭の文学作品などの用例

  1. 大仏を造るなどという大仕事は、一紙半銭といった零細な一般人の寄進だけで、らちのあくことではない。<杉本苑子・決断のとき>

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