【四字熟語】
三界乞食
【読み方】
さんがいこつじき
「三界」を「さんがい」「乞食」を「こつじき」と読むのは、仏教用語の慣用。「さんかい」「きつしょく」と読むのは誤り。
【意味】
仏教で、他人の助けなしには、この世界のどこにも食が得られない状態。
「三界」は、この世。世界。「乞食」は、食を乞い求めること。
【典拠・出典】
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三界乞食(さんがいこつじき)の使い方
健太くん、毎日、急いでどこに行っているの?
三界乞食の身の人たちに炊き出しをしているグループを手伝っているんだよ。
へえ。偉いわね。
大した手伝いができているわけじゃないんだけどね。
三界乞食(さんがいこつじき)の例文
- 健太くんは、仕事をくびになり、三界乞食の身になりました。
- 三界乞食の健太くんの境遇を、ともこちゃんは何とかしてあげたいと考えている。
- 戦争中は、三界乞食の身である人が、数えきれないほどたくさんいた。
- ともこちゃんは好き嫌いが多いので、お父さんから、もったいないことをしていると三界乞食になるよと脅された。
- 健太くんは、三界乞食の身の人たちを一人でも減らすために、低所得者の人目線の政治を行った。