著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

三寸不律【さんずんふりつ】の意味と使い方や例文(語源由来)

【四字熟語】
三寸不律

【読み方】
さんずんふりつ

日本漢字能力検定
5級

【意味】
長さ三寸という短い筆のこと。また、たった三寸の筆のように短いこと。

【語源・由来】
「不律」は筆のこと。長さわずかわずか三寸の筆の意味。

「不律」は筆の音が転じたものという。蜀・呉地方の俗語。

【典拠・出典】

三寸不律(さんずんふりつ)の使い方

ともこ
健太くん。なんでこんな三寸不律を使っているの?
健太
さっき、書くときに力を入れ過ぎて折れてしまったんだよ。
ともこ
三寸不律を使っていたら、姿勢や視力が悪くなるわよ。
健太
わかったよ。新しいのを買ってくるよ。

三寸不律(さんずんふりつ)の例文

  1. 健太くんは手が大きいので、普通の筆だと三寸不律になるから、補助棒を付けて長くしています。
  2. 健太くんは、三寸不律ならぬ短くなった鉛筆を捨てないで大事に使っていて、ものを大事にする良い子です。
  3. 旅先には、俳句を思いついた時に書き留めるために、三寸不律と小さなメモ帳を持って行くことにしています。
  4. 祖父は、三寸不律を好んで使っていましたが、私は、私の体より大きな筆で思いっきり書くことが大好きです。
  5. 祖母に三寸不律を買ってくるように言われましたが、書道用品を売っているお店にはありませんでした。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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