著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

随風倒舵【ずいふうとうだ】の意味と使い方や例文(語源由来)

【四字熟語】
随風倒舵

【読み方】
ずいふうとうだ

「風に随い舵を倒にす」とも読む。

【意味】
大勢に順応すること。また、風まかせの意から、成りゆきにまかせる様をいうこともある。

【語源・由来】
風の向きによって舵の向きを変えるという意味から。

【典拠・出典】

随風倒舵(ずいふうとうだ)の使い方

ともこ
健太くんは、どっちに投票するの?
健太
みんなが投票しそうな方に投票するよ。
ともこ
それじゃあ随風倒舵じゃないの。自分の意見はないの?
健太
いつも成りゆきにまかせているから、自分の意見なんて考えたこともないよ。

随風倒舵(ずいふうとうだ)の例文

  1. 選挙のたびに随風倒舵な姿勢では、この国は変わらない。
  2. 日本の公立の教育では、健太くんのような随風倒舵な生徒が育ちやすい。
  3. ともこちゃんのように尖った性格より、健太くんのように随風倒舵であるほうが波風は立ちにくい。
  4. 随風倒舵な健太くんは、どっちでもいいよ、ともこちゃんの好きにしたらいいよが口癖である。
  5. 今まで、随風倒舵というように、成りゆきにまかせて生きてきた健太くんは、生まれて初めて避けられない選択を迫られている。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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