【四字熟語】
有相執著
【読み方】
うそうしゅうじゃく
【意味】
形ある現象の姿にとらわれる心。
それらが一切皆空であることを悟らないで執着心をおこすこと。
【語源・由来】
「有相」は、仏語で姿、形あるもの。
「有相執着」と書くのは誤り。
【典拠・出典】
-
【英語訳】
appearance, some form
英語例文
形ある現象の姿にとらわれる心。Heart to get snagged on the figure of a certain form phenomenon.
形ある現象の姿にとらわれる心。Heart to get snagged on the figure of a certain form phenomenon.
有相執著(うそうしゅうじゃく)の使い方
健太くん、昨日は何してたの?
昨日は図書館に行って、「日本の仏さま」を読んできたんだ。最初とっつきにくかったけれど、いったん読み始めたら面白くてね。
そう、今仏教関係の本や仏教特集を組んだ雑誌なども多く出版されてるらしいね。
僕たちはどのようにいきるのか? 強く考えさせられたよ。有相執著の思いがあるのが、現実の世の中だと思うよ。
有相執著(うそうしゅうじゃく)の例文
- 厳しい修行をしても、有相執著に執着している。
- この世の全ては一切皆空と悟らなければ、有相執著の思いにより、何も悟ることはできなかった。
- この世は「空」であるのだが、有相執著の思いは目に見えるものに執着してしまうのである。
- 有相執著は生活していくうえでは必然のことでもある。
- 生きていくうえで、有相執著の目に見え、形あるものにひかれるのである。
- 教えの指し示す方向を見ずに、実際の生活がそのまま修行となるような有相執著の生き方しかできていないようだ。
まとめ
人間みな形あるものに心を奪われ、それに執着する。しかし、気がつくと形あるものは、いずれ壊れる。それは、形があってないのと同じこと。
普段の生活をしていくうえでは、物事に、仕事に、家全てのものに執着しているのである。