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心頭滅却【しんとうめっきゃく】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
心頭滅却

【読み方】
しんとうめっきゃく

【意味】
心の中の雑念を取り去ること。どんな困難に出会っても心の中から雑念を取り去れば苦しさを感じないという意味。

【語源・由来】
「心頭」はこころ、胸のうちという意味。「滅却」はなくしてしまうこと。「心頭を滅却すれば火もまた涼し」の略。織田軍に包囲された武田軍ゆかりの恵林寺の住職快川禅師がこの句を唱えて焼死したことから有名になった。

【典拠・出典】
杜荀鶴「夏日題悟空上人院」

心頭滅却(しんとうめっきゃく)の使い方

健太
今年の夏は異常に暑いね。
ともこ
そうね。だからって、毎日クーラーの効いた部屋でゴロゴロしていたら体調を崩すことになるわよ。
健太
だって、暑すぎて散歩をしている犬すら見かけなくなったんだよ。
ともこ
心頭滅却すればどんなに暑くても大丈夫よ。クーラーなんていらないわ。

心頭滅却(しんとうめっきゃく)の例文

  1. 心頭滅却すれば、この程度のけがは痛くもかゆくもないです。
  2. どんなに強い相手と戦うことになっても、心頭滅却すれば、どう戦えばいいのかがはっきりわかるようになります。
  3. 心頭滅却すればインフルエンザになど負けない。
  4. 小寒であろうが大寒であろうが心頭滅却すれば寒さなど感じない。
  5. 心頭滅却すれば友人の皮肉や嫌みも苦にならない。

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