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海千山千【うみせんやません】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

海千山千

【四字熟語】
海千山千

【読み方】
うみせんやません

【意味】
経験豊かで、悪賢いこと。裏も表も知り抜いた、したたかでずるがしこい人をさしていう。
世間の裏も表も知りつくしていること。

【語源・由来】
「海に千年、山に千年」の略。海と山に千年ずつ住んだ蛇は、竜になるという言い伝えから。

【典拠・出典】

【類義語】
・海千河千(うみせんかわせん)
千軍万馬(せんぐんばんば)
百戦錬磨(ひゃくせんれんま)
飽経風霜(ほうけふうそう)

【英語訳】
old fox

英文例題
彼は海千山千のしたたか者だ。He’s a cunning wily old fox.

海千山千(うみせんやません)の使い方

ともこ
本当によく頭の回る生徒で、あまりいいことではないけど、ずる賢いとしかいえない。
健太
彼はまだ若いのに、世間の裏も表も知りつくしているような雰囲気があるね。
ともこ
そうね。ただ結果をまつのはきらいなんでしょう。いろいろ思考をかさねて結果を残したいんでしょうね。
健太
海千山千とまではいかないけど、さすがにやり手だよね。

海千山千(うみせんやません)の例文

  1. 海千山千の相手だけに交渉を有利に進めるのは容易ではない。
  2. 着任当初は海千山千の人たちとどう交渉していくか悩んだ。
  3. 何といっても海千山千の彼は危ない橋を渡ってきた。
  4. 海千山千のあの政治家は、やっぱり今回の難局も乗り切った。
  5. 仕事相手の人は海千山千のベテランなので、気を引き締めてかかろう。

まとめ

竜になるという言い伝えには「立派な(竜になること)」といった意味がふくまれているが、海千山千は世の中を知り尽くしたことで、ずる賢くなった者をさすため、褒め言葉としては用いられない。
世の中の裏も表もわきまえた老獪(ろうかい)な人物を婉曲に指すのである。〈海のものとも、山のものともつかない〉など、海と山とが二項対立的、ないしは相互に融和したかたちで表現されることが多い。


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