【四字熟語】
桃源洞裡
【読み方】
とうげんどうり
【意味】
桃源郷のある洞窟の内側。俗世や時代の流れから隔絶して、小さく理想的な共同体の中でのんびりと生きている世界のたとえ。
【語源・由来】
「桃源」は、東晋の陶淵明が「桃花源の記」の中で描いた仙境。秦の遺民が住んでいたという。転じて、俗世間を離れた別天地。理想郷。「洞裡」は、洞穴の中。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・武陵桃源(ぶりょうとうげん)
桃源洞裡(とうげんどうり)の使い方
ともこちゃん。今日は何日だっけ。
何日だったかしら。のんびりしすぎて日付の感覚が無くなってしまったわ。
ここはまるで桃源洞裡のようだね。
ずっとここで暮らしたいな。
桃源洞裡(とうげんどうり)の例文
- 桃源洞裡のようなこの町を開発することを断固反対します。
- この村はまさに桃源洞裡、企業や鉄道を誘致しなくても、住民は幸せそうだ。
- ここは動物たちにとって桃源洞裡のようだから、このまま後世に残したい。
- 老後は、桃源洞裡のようなところに住みたいです。
- 健太くんは、今は東京に行きたいと強く願っているようだが、それなりの年齢になったら、この土地が桃源洞裡だったと気が付くときが来るだろう。