著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

桃源洞裡【とうげんどうり】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
桃源洞裡

【読み方】
とうげんどうり

【意味】
桃源郷のある洞窟の内側。俗世や時代の流れから隔絶して、小さく理想的な共同体の中でのんびりと生きている世界のたとえ。

【語源・由来】
「桃源」は、東晋の陶淵明が「桃花源の記」の中で描いた仙境。秦の遺民が住んでいたという。転じて、俗世間を離れた別天地。理想郷。「洞裡」は、洞穴の中。

【典拠・出典】

【類義語】
武陵桃源(ぶりょうとうげん)

桃源洞裡(とうげんどうり)の使い方

健太
ともこちゃん。今日は何日だっけ。
ともこ
何日だったかしら。のんびりしすぎて日付の感覚が無くなってしまったわ。
健太
ここはまるで源洞裡のようだね。
ともこ
ずっとここで暮らしたいな。

桃源洞裡(とうげんどうり)の例文

  1. 桃源洞裡のようなこの町を開発することを断固反対します。
  2. この村はまさに桃源洞裡企業や鉄道を誘致しなくても、住民は幸せそうだ。
  3. ここは動物たちにとって桃源洞裡のようだから、このまま後世に残したい。
  4. 老後は、桃源洞裡のようなところに住みたいです。
  5. 健太くんは、今は東京に行きたいと強く願っているようだが、それなりの年齢になったら、この土地が桃源洞裡だったと気が付くときが来るだろう。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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