【四字熟語】
薬籠中物
「自家薬籠中の物」ともいう。
【読み方】
やくろうちゅうのもの
【意味】
いつも薬箱に入っていて、いつでも使える常備薬という意から、必要に応じて使うことのできる、身につけた知識や技術のこと。また、手なずけてあって、自分の言うことを忠実に聞く手下や部下のこと。
【語源・由来】
「薬籠」は、薬箱・救急箱のこと。
【典拠・出典】
『旧唐書』「元行沖伝」
【類義語】
・自家薬籠(じかやくろう)
薬籠中物(やくろうちゅうのもの)の使い方
ともこちゃん。今日も忙しそうだね。
先生に雑用を押し付けられて困っているの。
薬籠中物だと思われてるね。
絶対そうよ。
薬籠中物(やくろうちゅうのもの)の例文
- 海外育ちのともこちゃんにとって、英語は薬籠中物である。
- 健太くんは、パソコンが大好きで薬籠中物にしている。
- 社長の薬籠中物にされたくない。
- 首相の息子である健太くんを薬籠中物にできたら怖いものなしだ。
- 催眠術師のともこちゃんは、全ての人を薬籠中物にできる。