【四字熟語】
獅子身中
「獅子身中の虫」の略。
【読み方】
しししんちゅう
【意味】
内部の者でありながら、害を及ぼす者のこと。また、恩を受けていながら裏切って害悪をなす者のこと。もとは、仏の弟子でありながら仏教に害をなす者をさす。獅子の体内に寄生する小さな虫が、獅子を死なせてしまうことがあるということから。
【典拠・出典】
『梵網経』「下」
獅子身中(しししんちゅう)の使い方
首相の奥さんは獅子身中の虫だったね。
そうね。奥さんの不用意な発言や行動のおかげで、首相がとばっちりを食っていたものね。
そんなに迷惑をかけられても夫婦の絆は強いらしいよ。
理想的な夫婦といっていいのかどうなのか微妙な所ね。
獅子身中(しししんちゅう)の例文
- 獅子身中の虫とか害虫とか言われようが、僕は世のため人のため、内部告発をする。
- 今すぐ獅子身中の虫を駆除しないと、空手部は解散することになる。
- この会社が崩壊する前に、獅子身中の虫を駆逐しよう。
- あれほど目をかけてやったのに、獅子身中の虫になるとはな。
- 健太くんは、自分の利益しか考えていない人だから、いつ獅子身中の虫になるかわからない。