【四字熟語】
嫁鶏随鶏
「嫁鶏(かけい)鶏(けい)に随(したが)う」と、訓読する。
【読み方】かけいずいけい
【意味】
妻が夫に従うことのたとえ。妻が夫のもとで安んじていること。
【語源由来】
「嫁鶏(かけい)」とは、めんどりのこと。めんどりが、おんどりに従うということから。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・嫁狗随狗(かこうずいこう)
・夫唱婦随(ふしょうふずい)
嫁鶏随鶏(かけいずいけい)の使い方
うちのお父さんはとても頼りになるから、お母さんはなんでもお父さんに相談しているんだ。
そうなのね。いつも夫婦で仲が良さそうでうらやましいわ。
お父さんとお母さんの仲の良さは、昔からずっと変わらないと、おばあちゃんが教えてくれたよ。
嫁鶏随鶏、すてきなことだと思うわ。
嫁鶏随鶏(かけいずいけい)の例文
- 兄夫婦はまさに嫁鶏随鶏だ。兄の奥さんは、いつも穏やかで慎ましい人だから、親せきにもとても好かれている。
- 嫁鶏随鶏というような夫婦になりたいと思っていたけれど、気づけば嫁の尻に敷かれていた。
- 仕事では控えめな上司が、家庭では嫁鶏随鶏だと聞いて驚いた。人は見かけにはよらないものなのかもしれない。
- 嫁鶏随鶏と言われても、夫に任せていたら家庭は破たんしてしまうかもしれないので、夫に従ってばかりもいられない。
- お隣の奥さんは、嫁鶏随鶏というように暮らしているそうだ。
まとめ
嫁鶏随鶏というように、妻が夫に従い安んじているというような夫婦は、今の時代は少なくなっているのではないでしょうか。
結婚すると家庭に入ることが当たり前だった時代とは違い、結婚や出産をしても仕事をする女性も増えていますね。
夫婦の形も、時代とともに変化するものなのかもしれませんね。