著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

越俎代庖【えっそだいほう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
越俎代庖

【読み方】
えっそだいほう

【意味】
自分の分をこえて他人の権限を侵す罪。

【語源・由来】
「俎」はまな板のこと。「庖」は料理、または、料理人のこと。

【典拠・出典】
荘子』「逍遥遊」

【類義語】
越権行為(えっけんこうい)
越俎之罪(えっそのつみ)

越俎代庖(えっそだいほう)の使い方

健太
兄さんの携帯が鳴っていたから、電話に出たら、越俎代庖だって怒られたんだ。
ともこ
良かれと思ったんでしょうけど、携帯電話はプライベートなものだから難しいわね。
健太
でも家族なのに!
ともこ
健太くんも携帯電話を持つようになったら分かるかもしれないわよ。

越俎代庖(えっそだいほう)の例文

  1. 探偵が捜査をするなんて、越俎代庖、警察に任せるべきです。
  2. 越俎代庖だと思いますが、奥様と早く仲直りしたほうが良いと思いますよ。
  3. 少年野球の監督に、こうしたらどうかと進言したら、越俎代庖だと怒られました。
  4. 越俎代庖だとしても、後悔するよりは彼女に伝えておきたかった。
  5. 越俎代庖をすれば、君だけではなく、クラス全体に迷惑が掛かるんですよ。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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