渾然一体の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
渾然一体
【読み方】
こんぜんいったい
【意味】
別々のものが、とけあって区別がつかないこと。
ほんまに?それは「バラバラのものでも一緒になれば、一つのものになる」ってことやな。
何が何だかわからへんくらい、すっごい混ざり合うんやな。
これは「違うものでも一緒になれば、一つのものを作れる」って教えてくれる言葉やな。
何が何だかわからへんくらい、すっごい混ざり合うんやな。
これは「違うものでも一緒になれば、一つのものを作れる」って教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
「渾然(こんぜん)」とは、とけあって区別がないこと。また、ひとつにまとまったこと。
「一体(いったい)」とは、ひとつのものという意味。
「混然一体」とも書く。
【典拠・出典】
『淮南子』「精神訓」
【類義語】
・内外之分(ないがいのぶん)
【英語訳】
blend together.
渾然一体(こんぜんいったい)の解説
カンタン!解説
「渾然一体」というのは、いろんなものがぐちゃっと混ざり合って、どこが何だかわからないぐらい一つになっちゃった状態のことを言うんだよ。「渾然」ってのは、色んなものが混ざり合ってひとつになるさまを示す言葉だね。「一体」はまさに一つのものっていう意味だよ。
例えば、音楽のコンサートでさ、楽器の音や歌声、ライトの光、みんなの声援が混ざり合って、それが全部一つの大きなエネルギーになるような感じ、それが「渾然一体」なんだよ。例文の「光や音、色彩が渾然一体となって迫る」は、光や音、色の要素が全部混ざって一つの強烈な印象を与えるってことだね。
この言葉は昔の中国の文献『淮南子』の一部「精神訓」から来ているんだよ。
渾然一体(こんぜんいったい)の使い方
今日のコンサートは、とても素晴らしかったわね。
そうだね。楽器の演奏はもちろんだったけど、歌声が見事に調和していたね。
これほど渾然一体のコンサートは、今まで見たことがなかったわ。とても感動したわ。
また一緒に来ようね。
渾然一体(こんぜんいったい)の例文
- このあたりは昔から、商店と住宅が渾然一体となっている地域だ。住宅は相変わらずだけれど、今では商店はたいぶ減ってしまった。
- 和食と洋食が渾然一体となることで、新しい料理が出来上がった。きっと、話題になること間違いなしだ。
- 古い建物と、近未来的な新しい建物が、渾然一体となることによって、住みやすい街を作ることを理想と考えている。そのためには、この開発はなんとしても成功させなければならない。
- すべてが渾然一体となって、このような状況になるとは、想像もしていなかった。これから、どうなってしまうのだろう。
- たくさんの色が渾然一体になって、これまでに見たことのないような作品に仕上がっている。コンクールでは間違いなく賞を狙えるだろう。
渾然一体の文学作品などの用例
- 現在では東アジア研究科が独立していますが、そのころは中近東研究と東アジア研究が渾然一体となっておりました。<江藤淳・漱石と慶応義塾と私>
それぞれ違うものが溶け合ったり、混ざり合ったりして一つの全体を作り出すというイメージだ。