著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

史籀大篆【しちゅうだいてん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
史籀大篆

【読み方】
しちゅうだいてん

【意味】
史籀が大篆という書体を作った。

【語源・由来】
「史籀」は周の宣王のときの史官でそれまでの古文を改変して大篆という書体を作ったとされる。「大篆」は書体の名。籕書(ちゅうしょ)ともいう。

【典拠・出典】
説文解字

史籀大篆(しちゅうだいてん)の使い方

健太
ともこちゃん。見て見て。史籀大篆のように、僕も文字を作ってみたんだよ。
ともこ
すごいわね。・・・これなんて書いてあるの?
健太
「ともこちゃんおはよう」って書いてあるんだ。幼稚園児が書く文字をフォントにしてみたんだよ。
ともこ
こんなの誰も読めないから意味ないわよ。

史籀大篆(しちゅうだいてん)の例文

  1. 史籀大篆というように、日本にもひらがなは空海が漢字をもとに創作したと言われているが、俗説のようです。
  2. 史籀が作った大篆から史籀大篆というけれども、史籀という人は存在しないのではないかともいわれています。
  3. 史籀大篆といわれていますが、「大篆」と言う文字がどのようなものか、諸説あり定かではありません。
  4. 中国の遺跡を発掘していたら、見たこともない文字が出てきた、これが史籀大篆で有名な「大篆」だったらすごいな。
  5. 史籀大篆のように、現代では、パソコンで自作フォントを作ることが可能な時代になりました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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