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倚門之望【いもんのぼう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・英語訳)

【四字熟語】
倚門之望

【読み方】
いもんのぼう

【意味】
子の帰りを待ちわびる親の情のたとえ。

【語源・由来】
特に母親の愛情についていう。門によりかかって望み待つ意から。「倚」は、寄りかかる意。「望」は、遠くを見やる意。

【典拠・出典】
戦国策』「斉策」

【類義語】
・倚門倚閭(いもんいりょ)
・倚閭之望(いりょのぼう)

【英語訳】
mother’s feeling as she waits for her child to return

英語例文
彼の母親は倚門の望がとても強い。His mother is very strong in affection.

倚門之望(いもんのぼう)の使い方

ともこ
わたしの母親は、少しでも帰りが遅れると玄関でいつもまっている。少し自由にしてほしいと思う。
健太
そうだね、修学旅行のときは心配で眠れなかったらしいよ。
ともこ
本当に愛情の深さを感じるけど、倚門之望の母親であるから、心配かけないようにしている。
健太
そうだね、愛情を受けている分、自分たちも家族を大事にしなくてはいけないね。

倚門之望(いもんのぼう)の例文

  1. 母親は倚門之望のような人であったが、もっと自由にしてほしいと願った。
  2. 単身赴任の子どもを思い、倚門之望で胸が一杯になった。
  3. 地震の被災地で家にむかって車を走らせていた子どものことを思い倚門之望である母親が毎日帰りを待っていた。
  4. 出かけて行った娘の帰りを心配して倚門之望の母親が帰りを待ちわびている。
  5. 母の倚門之望もむなしく、大学を終えても彼は故郷へ帰らず、東京で就職をして家庭を持った。

まとめ

出典:「戦国策」斉策から、外出した子の帰りを待ちわびる母の愛情をいう。
中国の春秋時代の衛の王孫賈(おうそんか)は朝早くから夜遅くまで出かけることが多く、母親は門(家の門)や閭(りょ)(村の門)に寄りかかって息子が帰るのを待ちわびたという故事から。


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