【四字熟語】
回山倒海
【読み方】
かいざんとうかい
【意味】
非常に勢いが盛んであること
【語源由来】
「回山」山を回し「倒海」をひっくり返すほどの勢いから、非常に勢い盛んである様
【典拠・出典】
『魏書』高閭伝
【類義語】
・意気衝天(いきしょうてん)
・気炎万丈(きえんばんじょう)
・旭日昇天(きょくじつしょうてん)
・破竹之勢(はちくのいきおい)
・抜山蓋世(ばつざんがいせい)
【対義語】
・孤城落日(こじょうらくじつ)
【英語訳】
energetic
vigorous
spirited
例文
Their spirits were sky-high.
彼らは回山倒海の勢いだった。
Their spirits were sky-high.
彼らは回山倒海の勢いだった。
回山倒海(かいざんとうかい)の使い方
ラグビー部のみんな、張り切ってるわね。
三十年ぶりに全国大会進出だからね。部員だけじゃなくて学校全体が盛り上がってるよ。
確かにね。今年は優勝を狙える選手たちだって評判だし、あの勢いのある練習風景を見てると本当に全国制覇も夢じゃないかもね。
まさに回山倒海って感じだもんな。
回山倒海(かいざんとうかい)の例文
- かつてはメダルの常連だったのに、コーチが変わってから表彰台から遠ざかっていたチーム。皆の説得で以前のコーチが戻ってからの彼らは、回山倒海で大会を総なめにしている。コーチの力とはこれほどに大きなものなのかと思い知らされた。
- 相変わらずエンジンがかかるまでに時間のかかる奴だが、一旦調子に乗ったらあいつを止められる者はもう誰もいない。ここからは回山倒海で突っ走るだろう。もうこの試合の勝負は決まったも同然だ。
- 敵の軍勢は我らの倍以上。しかも、勇猛果敢な敵将に多くの剛の者が付き従っている。おまけに見事な采配を振るう知恵者の軍師も付いているとなれば、敵兵は回山倒海の様相で攻め込んでくるだろう。この相手に正攻法で戦って勝てる見込みはほとんどないに等しい、いやむしろ負けるが必至。なんとかこの未曾有の危機を回避できないものか。